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追悼杯に優勝する
2016年9月5日 ポケモンカードゲーム コメント (2)
こんにちは.
お久しぶりです.らいとです.
8月30日から9月2日まで,所属しているポケモンサークルの合宿に行ってきました.
今年の夏は,長野県の湯田中という温泉街.
3泊4日の行程で,いろいろなイベントで盛り上がりました.
1日目の夕方,サークルメンバーでのカード大会,通称「追悼杯」が開かれたので,それまでの経緯と大会レポをまとめようと思います.
●デッキ選択の背景
前回の記事でも触れたように,8月上旬からMライボルトを使い始めました.
大会に投入した6日のカロン杯では,2-2という結果でした.1試合は事故でしたが,もう1試合はギラティナとボーマンダの組み合わせに対してでした.
また,そのカロン杯でもギラティナは1位と3位に入賞していました(負けた人がそのまま全勝で1位でした).
そこで,試合のKPを数えたところ,トレカEでのジムバトルやカリンのナイトバトルなど,フリーなども含めて,実に約4割ほどでギラティナ入りのデッキに当たっていることが分かりました.
最も多かったのが悪タイプとの組み合わせである,いわゆるギラダーク.
次いでレシラムで加速するドラゴンタイプのものやゼルネアスと組み合わせるフェアリータイプのものでした.また,以前流行っていた鋼と組み合わせるガチギラは一度も当たりませんでした.
結論として,ギラティナは明らかに以前よりも増加していることが分かりました.
3試合,すなわちだいたい1回のジムバトルで,確実に1回は当たるようなイメージです.
白レックが思ったより流行っていないのも,このギラティナの流行が要因のひとつに挙げられると思います.
特に悪ギラは,極端に苦手なデッキがなく,また自然にダストダスやボーマンダといった差し替えパーツを組み込める点が優秀と言えます.
Mライボは攻撃の起点となるターボボルトのためにM進化をするため,ギラティナ相手にダストダス,あるいはサイレントラボが必須です.ラボ入りをもう少し考えてもよかったのですが,対人の機会があまりなく,煮詰めることができませんでした.
これらのことから,とにかくギラティナに対して勝率を上げられるデッキにする必要がありました.言い換えれば,カオスウィールを打たれてもあまり刺さらないか,それ以上の打点で圧倒できるような.
今ギラティナが強いのは,使用率の数字から見て明らかでした.
使用デッキを切り替えるにあたり,とりあえず自分もギラティナを使うことにしました.問題はどの色と組み合わせるかでした.
大会に出ればほぼ確実に1回はギラダークを踏むでしょう.ギラダークのミラーにおいて重要なことは,
・カオスウィールを先に打って相手のダブドラを腐らせること
・ピーピーマックスをある程度当てること
・テンポよくダブドラをプールして悪の波動を高打点に保つこと
あたりだと思っています.
カオスウィールの打ち始めはどうしてもスタートと引きに依存するところがあり,また触り慣れていなかったため,うまく回せる自信がなかったです.
また,ゲッコウガを考慮しダストを入れるか入れないかも悩みどころでした.
そこで,フェアリータイプのアタッカーとしてゼルネアスBREAKに注目しました.ギラティナの弱点かつ悪抵抗というフェアリーのスペックは,悪ギラを相手するのにかなり有利です.
まわしが標準装備な今,フェアリーの非EXでギラティナを道具なしで一撃で倒せるのはゼルネアスBREAKだけでした.
また,たねでない点,特殊エネを使わない点(ウィール下で手貼りから倒しにいける), EXでない点などから,メレシーとレジアイスとサンダースを容易に倒せるのが高評価でした.2エネで動けるというのも軽さとしてはかなり偉いです.
こうして使用デッキは,「ゼルネアスBREAK+ギラティナEX」となりました.
●ゲッコウガに勝てるか?
今,あなたがデッキを組もうとして,そのデッキがMジュカインであったり,あるいはダストダスが入っているデッキでなかったとしたら,どんなデッキであったとしてもおそらくこの問題を考えなくてはならないでしょう.
理想的にゲームが進行した場合,ゲッコウガの対面性能に敵うデッキはありません.
特性で1ターンに何枚もサイドを捲ってくるのだから当たり前です.
こっちは前しか殴れないのにずるい!
これが行進であったら,カリン+カオスウィールでほぼ制圧できるでしょうが,ゲッコウガはなかなか1枚で対策できません.ライボルトのようにソウルリンクを入れる理由があるデッキはダストの道具の枠確保が容易ですが,ギラゼルネではそうもいきません.
オカルトマニアも白レックや行進のように連打できるくらいのサーチャーの余裕があればいいのですが...
パラレルシティ+カオスウィールはどちらに向けても結構有効です.ただガーデンもかなり捨てがたく...
若干言い訳をすると,今回の大会では,ゲッコウガは1人,多くて2人と考えていました.
全員身内だから仕方ないです()
無理にダスト入れて構築歪めて事故るよりは,勝てる相手に安定した方がよかろうと,半ば切り気味な感じで汎用性のあるオカルトマニア1枚入れて終わりにしました.
デッキリストは以下のものを使用しました.
ポケモン 13
4 ゼルネアス(CP4)
3 ゼルネアスBREAK
3 ギラティナEX
2 シェイミEX
1 フーパEX
サポート 12
4 プラターヌ博士
2 N
2 ポケモンだいすきクラブ
2 フラダリ
1 フウロ
1 オカルトマニア
グッズ 18
4 ピーピーマックス
4 ハイパーボール
3 バトルサーチャー
2 すごいつりざお
2 学習装置
1 ちからのハチマキ
1 びっくりメガホン
1 改造ハンマー
スタジアム 3
3 フェアリーガーデン
エネルギー 14
10 基本フェアリーエネルギー
4 ダブルドラゴンエネルギー
簡単に解説
フーパ,大好きクラブは1ターン目の2体ジオコンを安定させるために採用.シェイミからドロソにもなる.フーパはどうしても必要な時以外は使わない.
1,2ターン目に貼られたダブドラを剥がすための改造ハンマーと,ゼルネアスBREAKの打点を高打点に保ち,かつ連続してライフストリームを打ちやすくなる学習装置を試験的に採用.
以下,大会レポです.
使用デッキ:ゼルネアスBREAK+ギラティナEX+シェイミEX+フーパEX
人数:22人
形式:スイスドロー
1戦目:ダークライEX+ギラティナEX+イベルタルEX+イベルタル+シェイミEX 6-3 ◯
いきなり当たる.ジオコンからカオスウィールにつないで子イベを倒すところから,先輩後輩でイベルタルEXに返されそうになるもゼルネが悪抵抗で10足りず生き残る.そのままライフストリームでサイド4枚とって,フラダリで締めて勝ち.
2戦目:よるのこうしん 3-3 ◯
大会唯一の行進を踏む.序盤順調に動くも,ポスト2回でレッカポフレを決められ,ハンドが一気に弱くなる.シェイミにピーピーマックスで加速し,スカイリターンでバチュルを返すとミュウで再び返される.途中,相手のキャッチャー裏にも助けられ,カオスウィール連打するも相手のLOで終了.
3戦目:ルカリオEX+ゲンシグラードンEX+メレシーBREAK 6-0 ◯
ジオコンでギラティナ2体を育てる.後1にエネを引かれなかったため,カオスウィール2回でルカリオを落とし先制.メレシーについたストロングを改ハンで割り,ライフストリームでメレシーを片付けてからひたすら鉢巻カオスウィール連打で勝ち.
4戦目:ゲンシグラードンEX+ソーナンス 6-2 ◯
グラードン2連戦.ギラティナ的には嬉しいマッチアップ.今度はナンスグラ.
サポが大好きクラブしかなくシェイミ展開できないものの,エネはあったのでジオコン.3ターン目くらいにトッププラターヌからダブドラ引いて鉢巻カオスウィール.ナンスをテンポよく倒すことができたので鉢巻は入れておいてよかった.
1体目のギラティナがオカマから飛ばされるも,2体目の進化前グラードンをフラダリライフストリーム180ちょうどで締め.学習装置で1エネ残って180ぴったりだったので,割られなくてよかった.
結果 4-0 優勝
久々に優勝できて楽しかったです.ベストゲームは2戦目.手に汗握る攻防でした.
使ってみて,ゼルネアスBREAKは本当にいいカードでした.ジオコンからそのまま手貼りで殴れるのがとても快適.
長くなりましたが,ここまで読んでいただきありがとうございました.
何かの参考になれば嬉しいです.
お久しぶりです.らいとです.
8月30日から9月2日まで,所属しているポケモンサークルの合宿に行ってきました.
今年の夏は,長野県の湯田中という温泉街.
3泊4日の行程で,いろいろなイベントで盛り上がりました.
1日目の夕方,サークルメンバーでのカード大会,通称「追悼杯」が開かれたので,それまでの経緯と大会レポをまとめようと思います.
●デッキ選択の背景
前回の記事でも触れたように,8月上旬からMライボルトを使い始めました.
大会に投入した6日のカロン杯では,2-2という結果でした.1試合は事故でしたが,もう1試合はギラティナとボーマンダの組み合わせに対してでした.
また,そのカロン杯でもギラティナは1位と3位に入賞していました(負けた人がそのまま全勝で1位でした).
そこで,試合のKPを数えたところ,トレカEでのジムバトルやカリンのナイトバトルなど,フリーなども含めて,実に約4割ほどでギラティナ入りのデッキに当たっていることが分かりました.
最も多かったのが悪タイプとの組み合わせである,いわゆるギラダーク.
次いでレシラムで加速するドラゴンタイプのものやゼルネアスと組み合わせるフェアリータイプのものでした.また,以前流行っていた鋼と組み合わせるガチギラは一度も当たりませんでした.
結論として,ギラティナは明らかに以前よりも増加していることが分かりました.
3試合,すなわちだいたい1回のジムバトルで,確実に1回は当たるようなイメージです.
白レックが思ったより流行っていないのも,このギラティナの流行が要因のひとつに挙げられると思います.
特に悪ギラは,極端に苦手なデッキがなく,また自然にダストダスやボーマンダといった差し替えパーツを組み込める点が優秀と言えます.
Mライボは攻撃の起点となるターボボルトのためにM進化をするため,ギラティナ相手にダストダス,あるいはサイレントラボが必須です.ラボ入りをもう少し考えてもよかったのですが,対人の機会があまりなく,煮詰めることができませんでした.
これらのことから,とにかくギラティナに対して勝率を上げられるデッキにする必要がありました.言い換えれば,カオスウィールを打たれてもあまり刺さらないか,それ以上の打点で圧倒できるような.
今ギラティナが強いのは,使用率の数字から見て明らかでした.
使用デッキを切り替えるにあたり,とりあえず自分もギラティナを使うことにしました.問題はどの色と組み合わせるかでした.
大会に出ればほぼ確実に1回はギラダークを踏むでしょう.ギラダークのミラーにおいて重要なことは,
・カオスウィールを先に打って相手のダブドラを腐らせること
・ピーピーマックスをある程度当てること
・テンポよくダブドラをプールして悪の波動を高打点に保つこと
あたりだと思っています.
カオスウィールの打ち始めはどうしてもスタートと引きに依存するところがあり,また触り慣れていなかったため,うまく回せる自信がなかったです.
また,ゲッコウガを考慮しダストを入れるか入れないかも悩みどころでした.
そこで,フェアリータイプのアタッカーとしてゼルネアスBREAKに注目しました.ギラティナの弱点かつ悪抵抗というフェアリーのスペックは,悪ギラを相手するのにかなり有利です.
まわしが標準装備な今,フェアリーの非EXでギラティナを道具なしで一撃で倒せるのはゼルネアスBREAKだけでした.
また,たねでない点,特殊エネを使わない点(ウィール下で手貼りから倒しにいける), EXでない点などから,メレシーとレジアイスとサンダースを容易に倒せるのが高評価でした.2エネで動けるというのも軽さとしてはかなり偉いです.
こうして使用デッキは,「ゼルネアスBREAK+ギラティナEX」となりました.
●ゲッコウガに勝てるか?
今,あなたがデッキを組もうとして,そのデッキがMジュカインであったり,あるいはダストダスが入っているデッキでなかったとしたら,どんなデッキであったとしてもおそらくこの問題を考えなくてはならないでしょう.
理想的にゲームが進行した場合,ゲッコウガの対面性能に敵うデッキはありません.
特性で1ターンに何枚もサイドを捲ってくるのだから当たり前です.
こっちは前しか殴れないのにずるい!
これが行進であったら,カリン+カオスウィールでほぼ制圧できるでしょうが,ゲッコウガはなかなか1枚で対策できません.ライボルトのようにソウルリンクを入れる理由があるデッキはダストの道具の枠確保が容易ですが,ギラゼルネではそうもいきません.
オカルトマニアも白レックや行進のように連打できるくらいのサーチャーの余裕があればいいのですが...
パラレルシティ+カオスウィールはどちらに向けても結構有効です.ただガーデンもかなり捨てがたく...
若干言い訳をすると,今回の大会では,ゲッコウガは1人,多くて2人と考えていました.
全員身内だから仕方ないです()
無理にダスト入れて構築歪めて事故るよりは,勝てる相手に安定した方がよかろうと,半ば切り気味な感じで汎用性のあるオカルトマニア1枚入れて終わりにしました.
デッキリストは以下のものを使用しました.
ポケモン 13
4 ゼルネアス(CP4)
3 ゼルネアスBREAK
3 ギラティナEX
2 シェイミEX
1 フーパEX
サポート 12
4 プラターヌ博士
2 N
2 ポケモンだいすきクラブ
2 フラダリ
1 フウロ
1 オカルトマニア
グッズ 18
4 ピーピーマックス
4 ハイパーボール
3 バトルサーチャー
2 すごいつりざお
2 学習装置
1 ちからのハチマキ
1 びっくりメガホン
1 改造ハンマー
スタジアム 3
3 フェアリーガーデン
エネルギー 14
10 基本フェアリーエネルギー
4 ダブルドラゴンエネルギー
簡単に解説
フーパ,大好きクラブは1ターン目の2体ジオコンを安定させるために採用.シェイミからドロソにもなる.フーパはどうしても必要な時以外は使わない.
1,2ターン目に貼られたダブドラを剥がすための改造ハンマーと,ゼルネアスBREAKの打点を高打点に保ち,かつ連続してライフストリームを打ちやすくなる学習装置を試験的に採用.
以下,大会レポです.
使用デッキ:ゼルネアスBREAK+ギラティナEX+シェイミEX+フーパEX
人数:22人
形式:スイスドロー
1戦目:ダークライEX+ギラティナEX+イベルタルEX+イベルタル+シェイミEX 6-3 ◯
いきなり当たる.ジオコンからカオスウィールにつないで子イベを倒すところから,先輩後輩でイベルタルEXに返されそうになるもゼルネが悪抵抗で10足りず生き残る.そのままライフストリームでサイド4枚とって,フラダリで締めて勝ち.
2戦目:よるのこうしん 3-3 ◯
大会唯一の行進を踏む.序盤順調に動くも,ポスト2回でレッカポフレを決められ,ハンドが一気に弱くなる.シェイミにピーピーマックスで加速し,スカイリターンでバチュルを返すとミュウで再び返される.途中,相手のキャッチャー裏にも助けられ,カオスウィール連打するも相手のLOで終了.
3戦目:ルカリオEX+ゲンシグラードンEX+メレシーBREAK 6-0 ◯
ジオコンでギラティナ2体を育てる.後1にエネを引かれなかったため,カオスウィール2回でルカリオを落とし先制.メレシーについたストロングを改ハンで割り,ライフストリームでメレシーを片付けてからひたすら鉢巻カオスウィール連打で勝ち.
4戦目:ゲンシグラードンEX+ソーナンス 6-2 ◯
グラードン2連戦.ギラティナ的には嬉しいマッチアップ.今度はナンスグラ.
サポが大好きクラブしかなくシェイミ展開できないものの,エネはあったのでジオコン.3ターン目くらいにトッププラターヌからダブドラ引いて鉢巻カオスウィール.ナンスをテンポよく倒すことができたので鉢巻は入れておいてよかった.
1体目のギラティナがオカマから飛ばされるも,2体目の進化前グラードンをフラダリライフストリーム180ちょうどで締め.学習装置で1エネ残って180ぴったりだったので,割られなくてよかった.
結果 4-0 優勝
久々に優勝できて楽しかったです.ベストゲームは2戦目.手に汗握る攻防でした.
使ってみて,ゼルネアスBREAKは本当にいいカードでした.ジオコンからそのまま手貼りで殴れるのがとても快適.
長くなりましたが,ここまで読んでいただきありがとうございました.
何かの参考になれば嬉しいです.
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コメント
読み応えのあるレポートでした。
ちょうどフェアリーギラティナ組もうかと思っていたのでさんこうになりました!
Twitterはフォローさせていただいてましたが、
DNはまだでしたので、リンクいただきます!
コメントありがとうございます!
久々にコメント来て嬉しいです。今だとボーマンダを最低1枚は入れた方がいいかと思います。
こちらもリンクいただきます。